最初は「今日は疲れてるだけ」だと思っていた
最初はそんなに気にしていませんでした。
少し忙しい週ってあります。
帰りが少し遅い。
朝も少し眠い。
そういう日かなと思っていました。
仕事から帰って、玄関で靴を脱いで、そのままソファへ座りました。
5分だけ休むつもりでした。
でも気づいたら30分くらいスマホを持ったまま止まっていたんです。
ご飯も考えたくない。
お風呂もちょっと面倒。
疲れてる。
たぶんそうなんです。
でも途中から少し違和感が出てきました。
体が重いというより、「何もしたくない」が近かった気がしたんです。
その日は検索もしませんでした。
「今週だけだろ」
そう思っていました。
寝ても疲れが取れない時、人は何か試したくなる
次の日も少し同じでした。
朝のアラームが鳴る。
止める。
起きる。
でも最初の数分が重い。
そこで最初にやったのは検索じゃありません。
冷蔵庫を開けました。
甘いものあるかな。
コーヒー入れようかな。
何か飲めば違うかな。
まずは家にあるもので何とかしようとしていました。
不思議なんですが、人っていきなり答えを探さない気がします。
最初は小さいことです。
コーヒー1杯。
甘いもの。
少し横になる。
そういうところから始まる。
「市販薬まではまだ早い」と思っていた
正直、最初から薬を探していたわけじゃありませんでした。
そこまでじゃない。
でも何もしないのも違う。
そんな感じです。
夜11時過ぎでした。
部屋は暗くしていたんですが、スマホだけ明るい。
「寝ないと」
そう思って閉じる。
でも5分後また開く。
こういう検索って、不思議と昼じゃなく夜にやる気がします。
検索履歴を見るとこんな感じでした。
寝ても疲れが取れない
↓
何もしたくない
↓
栄養ドリンク
↓
疲れ サプリ
↓
疲れ 漢方
最初は疲れだけだったはずなんです。
でも途中から少し変わっていました。
コンビニやドラッグストアで、普段見ない場所を見ていた
次の日の帰り道でした。
コンビニで会計待ちをしていた時です。
前の人が財布を探していて、列が少し止まりました。
その時でした。
レジ横の小さい瓶が妙に目に入ったんです。
普段なら見ないんです。
でもその日は違いました。
「これ飲んだら明日の朝少し違うかな」
そう思いました。
後日、ドラッグストアにも寄りました。
疲れの棚だけ見ていました。
種類が思ったより多い。
疲労。
活力。
ビタミン。
いろいろ書いてある。
最初は比較しようと思いました。
でも疲れている時って、不思議なくらい文字が入ってこないんです。
口コミを開いたんですが、長文が頭に入ってきませんでした。
気づけば成分じゃなく、
「人気」
「おすすめ」
だけ見ていました。
結局、その日も何も買わなかった
棚の前で少し止まりました。
手に取る。
戻す。
別のものを見る。
また戻す。
結局、その日は何も買いませんでした。
いつもの飲み物だけ持ってレジへ行きました。
理由を知りたかったわけじゃなかったのかもしれません。
朝のアラームが少し楽だったら。
起きた瞬間の重さがなかったら。
そのくらいでした。
次の日の朝、最初に思ったのは、
「昨日何見てたっけ」
でした。
疲れを調べていたはずなんですが、答えより先に「何かした安心感」を探していたのかもしれません。

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