ヒカキンゆかりの三才駅とは?3歳記念で話題のスポットを徹底解説!

三才駅ってどんな駅?

三才駅(さんさいえき)は、長野県長野市にある、しなの鉄道北しなの線の小さな駅です。1966年に開業し、近くの高専に通う学生のためによく利用されてきました。駅名の「三才」は「3歳」と同じ読み方をするので、子育て中の家族や鉄道ファンから注目を集めています。

とくに有名なのは、子どもが3歳になったときにこの駅で記念写真を撮るという習慣です。駅では硬い紙の記念入場券を販売しており、誕生日のシーズンには1日に100セット以上売れるほどの人気ぶりです。駅舎の外には、駅名が大きく書かれた看板があり、改札に入らなくても写真を撮ることができます。週末になると地元のボランティア団体「三才駅ウェルカムプロジェクト」の人たちが訪問客を手伝ってくれたり、グッズを配ってくれたりして、あたたかいおもてなしをしてくれます。

なぜ「三才駅 ヒカキン」が話題?

最近、「三才駅 ヒカキン」というキーワードがSNSやネット検索で急上昇しました。これは、有名YouTuberのヒカキンさんが幼い頃に三才駅で写真を撮ったことがわかったからです。ヒカキンさんは新潟県出身ですが、家族旅行で長野の三才駅を訪れたそうです。セイキンさんと一緒に出した楽曲「今」のミュージックビデオで、ヒカキンさんが3歳のときに三才駅で撮影した写真が公開され、大きな話題になりました。

これをきっかけに、「ヒカキンも三才駅で写真を撮っていたなら、自分も行ってみたい!」と考える人が増えました。SNSでは「行ってみたい」「うちの子の3歳の誕生日に行きたい」という声が広がり、三才駅の名が一気に全国に知られるようになりました。

三才駅への行き方と周辺の楽しみ

電車の場合

長野駅からしなの鉄道北しなの線で約10分ほどです。列車は1時間に1~2本と本数が少ないので、時間に余裕を持って計画しましょう。

バスの場合

長野駅からバスも出ていますが、所要時間は約20分ほどです。こちらも本数が少ないので、電車のほうが便利かもしれません。

車の場合

長野市中心部から国道18号などを使って北東方面に約15分です。駅前には短い時間だけ止められる駐車スペースがあります。カーナビを使う場合は、長野市大字三才2207を入力するとわかりやすいでしょう。

駅での楽しみ

・駅名看板を背景に写真を撮る ・入場券を買ってホームに入り、ホームの看板前でも写真を撮る ・ホームの上からは長閑な風景や山並みが見えます

駅の近くには大きな観光地はありませんが、徒歩10分ほどで「つくりたて生アイスの店 ふるフル」というアイスクリーム屋さんがあります。作りたてのアイスが人気で、暑い季節などにはぴったりです。公園や散歩道もあるので、写真撮影のついでに少し歩いてみるのも楽しいですよ。

三木駅って?

「三才駅」と名前が似ている「三木駅(みきえき)」という駅もあります。こちらは長野県ではなく、兵庫県三木市にある駅です。神戸電鉄粟生線の駅で、地名の三木市から駅名がつけられました。

三木駅は1938年に開業した歴史ある駅です。かつて木造の駅舎がありましたが、2018年に近くの住宅火災に巻き込まれて焼失してしまいました。その後、新しい駅舎を作る計画が進み、2020年には「三木駅デザイン総選挙」というイベントでデザインを公募・投票して決めました。2022年ごろから新しい駅舎が使われています。

三木駅は1日の乗降客数が1,000人ほどの小さな駅ですが、駅の周辺には三木城跡や金物資料館など、歴史や文化に触れられるスポットがあります。少し離れた場所には、廃線になった三木鉄道の終着駅跡地を利用した三木鉄道記念公園があり、昔の鉄道の雰囲気を楽しむことができます。

三才駅と三木駅のちがい

三才駅と三木駅は、どちらもローカル線の小さな駅で1日の乗降客数も似ています。しかし、三才駅は「3歳」という読み方が話題を呼び、全国から観光客が写真を撮りに来る駅です。ヒカキンさんのエピソードでさらに注目が集まりました。一方、三木駅は名前こそ「三」がつきますが、主に地元の人たちが中心に利用する駅という印象です。駅舎が火災で焼失した後、地元の人々が新駅舎をみんなで考え、町の歴史を生かした観光づくりを進めているのが特徴です。

まとめ

ヒカキンさんの幼少期の写真で話題になった三才駅は、3歳の子どもの記念旅行としてだけでなく、鉄道好きな人の聖地としても人気が高まっています。駅名がかわいいという理由で観光客が増え、今後もますます注目されるでしょう。一方の三木駅は、古い歴史を持ちつつも大火に見舞われ、新しい駅舎のデザインや公園づくりなど、地域の人が協力して駅や鉄道遺産を守ろうとしています。

もし機会があれば、三才駅で3歳の記念写真を撮ったり、三木駅で昔ながらの町並みを散策したりしてみてはいかがでしょうか。それぞれに違った魅力があり、どちらの駅も地元の人たちや旅人に長く愛され続けています。

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