プロフィール・経歴
渡邊 渚(わたなべ なぎさ)さんは、1997年4月13日生まれで新潟県出身の女性です。もともとフジテレビのアナウンサーとして働いていましたが、今はフリーアナウンサーとして活動しています。
幼い頃は自然の多い新潟県で暮らしていましたが、小学校2年生のときに大きな地震(新潟県中越地震)を経験し、その後に家族と一緒に愛知県名古屋市や神奈川県横浜市へ引っ越しました。横浜の中学校では剣道部に入り、高校(慶應義塾女子高等学校)ではバレーボール部に所属していたそうです。
高校生のとき、「キャリア甲子園」というビジネスコンテストに出たこともあります。大学は慶應義塾大学の経済学部へ進み、1年生のころに「ミス慶應コンテスト2016」のファイナリストになりました(ただし、その年はコンテストが中止になりました)。大学生のときから芸能事務所に入り、クイズ番組や映画に出ていたので、「かわいい女子大生タレント」としてSNSでも話題になりました。
そのような経験を活かして、2020年4月にフジテレビにアナウンサーとして入社します。同期には佐久間みなみさんや德田聡一朗さんがいます。入社後は人気番組などを担当し、たくさん活躍していましたが、2023年夏に体調を崩して休むことになり、結局2024年8月末でフジテレビを辞めることになります。今はフリーで新しい仕事をしているようです。
フジテレビでの活躍と社内評価
渡邊さんは、フジテレビに入ってすぐから注目されていて、普通はやらないような大きな仕事を任されることが続きました。たとえば、入社半年でバラエティ番組『もしもツアーズ』の4代目ガイド役になったのです。これまでは女優やタレントがやっていた役なので、アナウンサーがやるのは初めてでした。
もともと大学生の頃からテレビや映画に出ていたので、入社した直後から「即戦力」として期待されていたようです。社内では「こんなにかわいいアナウンサーが来るなんて」と話題になったとも言われています。彼女は明るく元気なキャラクターで、スタッフや視聴者からも好かれるタイプでした。「お菓子を大食いするのが得意」という面白いエピソードもあって、社内の人からも「タレント性が高い」と評価されていました。
その後、情報番組からバラエティまでいろいろ担当し、2020年9月には朝の番組『めざましテレビ』に出演、2021年10月からは日曜の『ワイドナショー』でアシスタントに。さらに2023年1月に始まった『ぽかぽか』では木曜担当の進行役に抜擢されます。新人のうちから大事な番組を任されるのは、フジテレビが彼女に大きな期待をしていた証拠でしょう。
しかし、2023年6月ごろから体調が悪くなり、一度は2週間ほど休んで復帰したものの、また具合が悪くなって2023年7月に入院し、そのまま長い休みに入りました。結局、2024年8月末でフジテレビを辞めることになり、「病気を治して昔みたいに頑張ろうと思っていたけど、現実的に無理なところがあって、違う人生を考えることにした」というコメントを出しています。番組スタッフや先輩アナウンサーからも「応援している」と言われており、人望のあるアナウンサーだったことがわかります。
スキャンダル・ゴシップの真偽
渡邊さんについては、いくつか恋愛やスキャンダルの噂がネットや週刊誌で出回ったことがあります。でも、ほとんどが証拠のない噂話に近いです。まず、ジャニーズのジェシーさんやバレーボールの選手との交際説といった根拠のない憶測も出回りましたが、どれも裏付けとなる証拠は確認されていません。2024年8月に彼女が療養中にパリで日本代表のバレーボール試合を見に行っていたことが話題になりましたが、それぐらいで、真剣交際や婚約といった確実な情報はありません。
さらに、2024年12月に週刊誌『女性セブン』が「中居正広さんに関する女性トラブル」を報じ、「深刻な揉め事があって警察沙汰になりかけた」と書かれました。そのとき「相手の女性は渡邊渚アナなのでは?」と推測する人がいました。というのも、渡邊さんが退社後に「実はPTSD(心に大きな傷を負う症状)になった出来事があった」と話しており、それが「雨の降る夜」で「警察に訴えようか迷った」というエピソードと、週刊誌の記事の描写が似ていたからです。ただし、はっきりと中居さんの名前を出しているわけでもなく、あくまで状況が似ているために推測されているだけです。
渡邊さんが2023年6月に経験した「衝撃的な出来事」でPTSDになったのは事実のようですが、それが誰のせいだったのか、何があったのかは本人も詳しく語っていません。中居さんのほうも、この件について特に発言はしていないので、真相はわかりません。要するに、「PTSDになるほどの事件があった」のは確かですが、関係者が誰なのかは不明なままということです。
中居正広さんとの関係
渡邊さんと中居正広さんは、2022年にフジテレビの特番で共演していたことがあります。また、フジテレビの編成幹部の人が二人を引き合わせたという話もありますが、プライベートで深く交流しているという公式情報はありません。中居さんはこれまで他の女子アナとの熱愛が噂されたことも多く、「女子アナキラー」と呼ばれることもありますが、今回のトラブルに本当に渡邊さんが関わっているかどうかはわからない状態です。週刊誌やネットで推測されているだけなので、正式な証拠はありません。
本人の発言や公でのコメント
渡邊さんは退社するときに「体調が元に戻るのは難しく、これからは違う生き方をしたい」と話していました。さらに2024年10月には、自分がPTSDを患っていたことをSNS(Instagramのストーリーズ)で公表し、「日本はまだ精神疾患に理解が少ない。そういう社会を変えていきたい」と発言しています。自分の病気をオープンにするのは珍しいことで、彼女の勇気ある行動だと注目を集めました。
休養中もSNSで近況を発信していたのは、ファンからのコメントが大きな励みになったからだそうです。実際、休養中に海外へ行ったことが批判されることもあったのですが、それでもSNSをやめなかったのは「応援の声が支えになったから」と言っています。
PTSDの原因となった出来事については、取材で「詳しくは話せないが、かなり危ない思いをしたので警察に行こうかと思った」と言っています。けれども加害者が誰かなどは明かしておらず、はっきりした情報はありません。中居さんとの関係についても、はっきり肯定も否定もしていないので、今のところ「何かがあったかもしれない」という話で止まっています。
また、渡邊さんは自分の性格や考え方についてはわりとオープンに話していて、たとえば2023年2月のインタビューでは「7歳から毎年10月に遺書を書いている」と告白し、「あまりにも衝撃的な体験(地震)で、死を身近に感じるようになった」と語っています。
フジテレビを離れたあと、2024年11月にはバレーボールのイベントでMCを務め、2025年1月にはフォトエッセイ「夜明け前、光のさす方へ」を出す予定とのこと。さらに「シルバーリボン運動」(うつ病や不安障害など精神疾患についての正しい理解を広め、差別や偏見を減らすことを目指す活動)にも興味があり、大学で心理学に関する講義をする話も進んでいるみたいです。こうした活動からも、PTSDを経験した自分の体験を社会の役に立てたいと思っていることがうかがえます。これから彼女がどんな道を歩んでいくのか、注目しているファンも多いようです。
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