「2ちゃんねる」創設者として有名な“ひろゆき”こと西村博之さん。最近はYouTubeでの鋭いコメントや論破芸でも話題になっていますよね。「この人はいったいどれくらい稼いでいるんだろう」「資産はいくらあるんだろう」と気になる方も多いはず。ここでは、ひろゆきさんの資産額のウワサや収入の仕組み、さらにどうしてフランスに住んでいるのかなどを、分かるようにまとめてみました。
ひろゆき氏の資産額って?
ひろゆきさんは正確な資産額を公表していませんが、いくつかのヒントがあります。
- 妻のゆかさんの話: ある配信で「うちの主人は宝くじ3回くらい当てても追い付かないかも」と冗談っぽく話していました。宝くじ1等は数億円なので、それを3回分(つまり数十億円)くらいの資産があってもおかしくない、という想像になります。ただし、本当にそれほどあるかは確かではありません。
- 本人のコメント: 「会社を上場させて大金持ちになった人ほどではないけど、一般のサラリーマンよりはお金持ってます」という感じに言っています。インタビューで「50億円くらいはあるんじゃ?」と聞かれたときには「さすがにそこまではない」と即否定していました。別の番組で「貯金は4億円くらい」とも明かしたそうなので、最低でも数億円単位の資産があるのは間違いなさそうです。
どう稼いでいるの?収入源をチェック
1. YouTube収益(広告・投げ銭)
ひろゆきさんはYouTubeで大人気。本人のチャンネル登録者数は100万人以上、切り抜きチャンネルも多数あって、月間再生数が何億回にもなると言われています。そこから発生する広告収入はかなりの額が見込まれています。例えば月に3億回再生なら、1再生0.1円と計算しても1カ月3000万円、年で3.6億円という試算になるという人もいます。もちろん実際の数字は変わりますが、大きな収入源なのは間違いありません。
2. 書籍の印税
ビジネス書や自己啓発本をいくつも出していて、『1%の努力』や『無敵の思考』などがヒット。1冊1500円の本が10万部売れれば1500万円ほどの印税になる計算です。ひろゆきさんは継続して本を出しており、毎年数千万円ほどの印税を得ている可能性があります。
3. 企業からの報酬・役員報酬
「未来検索ブラジル」など、いくつかの会社の取締役やアドバイザーをしています。その立場で企業から報酬を得たり、テレビやネット番組への出演料・講演料をもらったりもしているようです。これも大きな収入の一部です。
4. サイト運営(4chanなど)
ひろゆきさんは英語圏の掲示板「4chan」の管理人を務めています。そこにも広告収入や有料会員収入があるので、管理人としての取り分はあるはずです。昔から運営していた「2ちゃんねる」関係では、もう多額の収入はないようですが、わずかに入ってくる部分はあるようです。
5. 投資や資産運用
詳しい話はあまりしていませんが、ひろゆきさんくらいのお金を持っている人なら株や投資信託、仮想通貨などで資産を増やしている可能性があります。まとまった元手があれば、年利数%の運用だけでも大きな利益になりますからね。
IT長者と比べてどうなの?
堀江貴文(ホリエモン)との比較
ライブドアを上場させた堀江さんと比べると、
- 堀江さんは会社を大きくして得た資金で投資や事業をしており、年収が数億円レベルとの推計もあります。
- ひろゆきさんは大きな会社を作ったわけではなく、個人のブランドやネット技術でコツコツ稼ぐタイプ。おそらく年収は数千万円~1億円程度ではと言われます。
どちらかというと、堀江さんは「お金を使って新しいことに挑戦する派」、ひろゆきさんは「あまり使わないで着実に増やす派」という違いがあるようです。
孫正義や前澤友作クラスとは違う
日本にはさらに大きなIT長者として、ソフトバンクの孫正義さんやZOZO創業者の前澤友作さんがいます。彼らは資産数千億円~数兆円規模と桁違い。そこまでの富豪ではありませんが、ひろゆきさんも数億~十数億円規模の資産はあると見られ、IT業界出身の個人としてはかなり成功した部類に入ります。
なぜフランスに住んでいる?
ひろゆきさんは2015年頃からフランス・パリに住んでいます。理由については「妻の希望が大きい」と言われていますが、
- 日本の高い所得税や住民税をあまり払わなくていい
- 2ちゃんねる時代の賠償金から逃げやすい(日本国内に財産がないと差し押さえされにくい) なども関係しているのでは、と言われています。本人は「フランス語が世界的にメジャーだから勉強する価値があるし、肉やワインが安い」と言っていますが、同時に債権者からの追及を逃れるためという面も否定できません。
過去の訴訟と賠償金
2ちゃんねるには誹謗中傷や名誉毀損的な投稿も多く、ひろゆきさんは管理者として何度も裁判で負けています。その結果、
- 支払うよう命じられた賠償金が累計30億円以上とも
- しかし、ほとんど払っていない
- 日本国内に財産がなければ差し押さえが難しい という状況のようです。10年で時効になることから、実質的に踏み倒し状態。これが「ひろゆきは賠償金を払わずに資産を守っている」という批判の理由でもあります。
まとめ:型破りなやり方でお金を増やすひろゆき氏
- ひろゆき氏の資産は、4億円以上の貯金があることを自ら認めており、投資などを加味すれば数億~十数億円にも達するかも
- おもな収入源はYouTube広告・スパチャ、書籍印税、企業アドバイザーやメディア出演料など
- 堀江貴文さんのような派手な起業成功者と比べると地味だが、無駄遣いせずコツコツ貯めるタイプ
- フランス移住で賠償金の差し押さえから逃れ、税金もある程度優位にしているとみられる
過去の訴訟問題で多額の賠償金を命じられながらそれを支払わず、海外へ渡り自由に稼いでいるひろゆきさんの姿は一種の“伝説”とも言えます。好き嫌いは分かれるかもしれませんが、YouTubeや書籍で培った影響力や収入は今後も続きそう。今後どんな“論破”や新ビジネスを展開していくのか、目が離せません。
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